欧州委員会の委員長とは?委員長の役割や、立場、そして権限について。また、それを抑制する機関とは?

欧州委員会の、委員長について

その詳しい役割や構成、権限について紹介しています。

欧州委員会の委員長とは、どのような立場にあるのでしょうか?

欧州理事会と欧州議会の任命によって就任する欧州委員会の委員長は、欧州委員会を構成する26名のその他の委員たちとともに、欧州連合(EU)の政策を執行する責任者としての立場にあります。

欧州委員会の委員長は、数々の条約の発効を経て、強大な権限を擁する存在となりました。
それは欧州連合内の権限に留まらず、たとえば主要国首脳会議などのような国際的な場面における
欧州の代表者としての活躍も含まれています。

委員会を構成するメンバーには強い権限が与えられているため、それらを抑える機関も存在します。
たとえば、もし委員長の言動が欧州連合の利益に相応しくないと判断された場合は、欧州議会による欧州委員会を構成する委員たちの不信任決議が決議され、総辞職に追い込んだり、欧州理事会の権限で委員長の5年の任期を途中で終わらせることが可能です。

現在の委員長は、11代目のジョゼ・マヌエル・バローゾです。(この記事が書かれた時点)
EC中興の祖と呼ばれるジャック・ドロール以来の委員長再選を果たした人物であり、欧州連合に
おける経済、気候問題に対する取り組みが評価された結果であると言われています。