欧州委員会の加盟国と、委員の関係性。守られない理想と課題とは?

欧州委員会の、加盟国と委員の関係性について

欧州委員会の委員は、加盟国から選出されますが、一体どのような課題があるのでしょうか?

委員は自国への利益となる言動を、取ってはいけない。しかし・・・

 欧州委員会は超国家機関として、欧州連合(EU)全体の利益を目指す政策を、執行する立場に
あります。

そのため、委員は加盟国である自国にとって有益となるような言動をとったり、自らと自国の政治
活動を結びつけたりしないように強く求められていますが、このような理想がしっかりと守られて
いないという課題も実情として存在します。

たとえば、欧州委員会の委員の任期途中でありながら、自国の政治活動に応援という形で参加した
事例です。

もし委員本人が自国の政府の要職に就任したり、ほかの公職に選ばれたりした場合は委員を辞職することになりますが、応援や支持といった間接的な参加については、現在でも結論が出ていない課題となっています。

そのほか、委員という立場を利用して自国に有利な言動を取りがちな委員がいたことも事実の
ようです。

このような委員の中立性は、欧州委員会が超国家機関として機能するためには欠かせない概念です。
欧州連合加盟国の動向が、委員会の政策に影響を与えてきた歴史もある以上、今後の課題とされる
一方で、市民との繋がりであるという見方もなされています。