委員と総局の関係性の問題。乱立する総局と、それを掌握できず、委員が振り回されているのではないか?

委員と総局の関係性に、どのような課題・問題があるのか?

総局の乱立と縄張り争いに、委員は対応できていない。

委員と総局の関係が逆転している、といえる現状とは?

 欧州委員会が現在抱えている問題、課題の一つに、委員と総局の関係性が挙げられます。
総局とは国家で言う省庁のことであり、さまざまな分野に分かれて欧州連合(EU)の利益に繋がる
職務を担っています。

総局に勤める官僚たちの主な役割は、欧州委員会の各委員が担当している職域のサポートを行ったり、欧州委員会の重要な権限である法案作成を執り行ったりすることです。

特に課題として取り上げられる点は、合計で39にも及ぶ総局の乱立とその権限の縄張り争いが
あるということであり、現在の27名の委員ではこれらを掌握しきることができないという点です。

一人の委員に対して所属する総局と官僚の数が膨大であるため、委員の指示によって各総局が動き
サポートするというよりも、総局の思惑に委員が振り回されるのではないかという懸念もこの課題に起因しています。

総局の思惑次第で法案作成まで時間が必要となるなど、実際に弊害も報告されているというのが
実情です。